活性炭の歴史

活性炭の歴史を紐解くと、古代エジプトで活性炭を薬用として使っていたという記述が残されており、紀元前1550年までさかのぼることができます。その後、長い間、医薬や精糖工場の脱色用として粉末状の活性炭が使用されることとなります。

18世紀になると、活性炭の歴史に大きな変化が起こりました。それは活性炭を、木からだけではなく、動物の骨や血液、ヤシ殻などの他の原料から製造してみようという試みがなされてきたのです。こうして生まれた骨炭は、精糖工場で使用されるようになりましたが、まだその当時は現在の活性炭のような“吸着力”に優れたものではありませんでした。

そして20世紀に入ると、活性炭は第一次世界大戦をきっかけに一躍有名になります。それはドイツが使用した毒ガス(塩素ガス)の防御手段としてヤシ殻活性炭のガスマスクが開発され、優れたガスマスク用活性炭の製造研究が国をあげて取り組まれるようになったからです。その結果、粒状活性炭の優位性が見直されるなど、新分野での用途開発が盛んに行われるようになり着実に生産は増加していきました。

そして近年では、工業の発展や都市の過密化による生活環境の破壊が進んでおり、それを守る手段として、高度浄水処理をはじめとする水質改善やダイオキシンの除去等の大気の環境浄化における活性炭の需要が高まっています。

活性炭の製造工程

活性炭はこのようにしてつくられています。

活性炭の製造工程図

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活性炭の種類

形状による分類 [代表銘柄]


塩化亜鉛炭 カルボラフィン、強力白鷺、精製白鷺、特製白鷺
水蒸気炭 白鷺A、白鷺C、白鷺M、白鷺P


破砕炭 粒状白鷺Gc、粒状白鷺Wc、粒状白鷺LGK
顆粒炭 粒状白鷺KL、粒状白鷺DC
造粒炭 粒状白鷺Gx、粒状白鷺Gシリーズ、粒状白鷺Sx、
モルシーボン(MSC)
球状炭 X-7000、X-7100、球状白鷺シリーズ

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暮らしに役立つ活性炭

 活性炭は、砂糖、異性化糖や清酒類などの食品工業分野や医薬品分野での液相脱色・分離精製、化学工業分野での工程ガス精製・分離、更には溶剤回収、各種排ガスの脱臭、排オゾンの処理、触媒および触媒担体等に使用されております。また、身近な用途では、たばこのフィルター、冷蔵庫脱臭器、浄水器、使い捨てカイロなどさまざまな分野で使用されております。


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